父の庭先から『憂鬱』

相変わらず、梅雨前線は停滞し、線状降雨帯となり、集中豪雨を九州、四国地方にもたらしている。

オリンピックが延期された今年、7月の連休を思い切って何もせず、なにも考えず過ごすことにした。

私は、休日でも何もせずに過ごすことに、どこか後ろめたさを感じている。
ほとんどの場合、なにもせず終わるのだが・・・

何もしないということは、作業や仕事はもちろん、先々のことを、あれこれ思いめぐらさないことも含まれる。

そして、この2日間は、食事もろくにしないで眠りこけていた。
にも拘わらず、私の脳と体は重く晴れ晴れしていない。

これまでの人生への深い後悔が、私をさいなみ休息を与えてくれないのかもしれない。
愛しい人たちへの限りない懺悔。
もうそれを告げることができない深い絶望感。
太陽の無い庭は、皆うつむいていて、さらに私を暗い気持ちにさせる。

そうだ。この梅雨が明けたら京都へ行こう。べネシアさんに会いに行こう
彼女の庭に会いに行こう
自然の一部となって暮らしている彼女に会いに行こう。

「庭は神様に一番近い場所」・・・べネシアさんはそう話した。
私が守るこの庭も父に一番近い場所だと思いたい。

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