父の庭先から『お盆花』

7月も半ばを過ぎて、梅雨明けを願っているのだが、今年は梅雨前線と線状降雨帯が長いこと居座り、九州や四国で大水害が起きている。

大雨、地震、新型コロナと不安要素がいっぱいで、先週、非常時用の備蓄用品と、持ち出し袋を点検した。
あれもこれもと詰め込んだ持ち出し袋は、「いざ地震!」というとき背負って逃げられるかが心配だ。

紫陽花はとっくに終わっている。
が、降り続く雨のせいで、手入れされることなく、そのまま、老醜をさらしている。

何年もの天候不順で、庭のリズムも変わってきている。
菊は6月の下旬には蕾がつき、今はもう満開である。

「お盆花」も今が盛りである。
この花、田舎のあぜ道から採ってきたという、父の大切な野花の一つ。
今はあちこちの園芸店で「庭萩」でデビューしているようだが、少し前まで見かけたことはなかった。

「枯らすなよ」・・・遺言と思って少し大事にしている。  
同じものは確かにあるけれど、これは別。
ほったらかしでも、どんどん伸びる。
夏の終わり、枯れた枝をまとめて箒にするのだが、作っていた父の心は育った群馬にあったに違いない。

お盆になるころ咲くので、お盆花と呼ぶそうだ。

さすがに百合は太陽がないと咲けない。
カノコやテッポウ、オニユリなどが硬い蕾のまま雨の中に立ち尽くしている。
姉の名は田舎の山に咲く山百合が由来と聞いたが、どちらかといえばオニユリのほう適格だと思うのは、私ばかりか。

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この記事を書いた人

6月生まれ
そのせいか、寒さより、暑さに強い
限界を超えた体重に苦慮して、昨年、カーブス入会
見た目より、感傷的で繊細(と自分では思っている)

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