売れているハンドメイド売り場のポイント【百貨店編】

売上は地域、実施時期、天候等々によって大きく作用されます。
しかし、条件が同じでも、結果に大きな差ができるのはなぜなのでしょうか。
今回は、この件についてお話してみたいと思います。 

目次

売り場の作り方

百貨店のハンドメイドの売り場は、催事場か、通路の端にその時だけ設けられる特設がほとんどです。

使用できる基本什器といえば、バーゲン等で頻繁に使われているものばかりです。
例えば、販売台、ガラスケース、ハンガーラック等。

シンプルで、価格の安いものばかりです。
あちこちの催事場で、フルに使われている什器は汚れて、傷ついています。

問題はこれをどのように使うかなのです。
まさか、これをそのまま使う豪傑には、まだあったことはありません。

多くの人は、持参した布を敷いて使います。
じつは、これが問題なのです。

敷布の端が処理されていないどころか、端糸が長く床まで引きずっていても気が付かない。
せっかく、精魂込めて作った商品を、どうしてこんなかわいそうな目に合わせるのか、
思わず作り手を見てしまいます。

でも売れている売り場は違います。
自分の商品がどうしたら良く見てもらえるかを知っています。
きれいで清潔感あり、季節やその折々の歳時を十分意識しています。

作ったら終わりではないのです。
どうしたら、素敵な舞台を作れるかが結果に差をもたらします。

目的や季節を意識した目新しい品ぞろえ

季節感を出しにくい商品もあります。
例えばアクセサリーです。
とにかく量があれば売り場の体裁は整いますが、万年同じ商品では売り場に生気が失われてゆきます。

アクセサリーの需要が高まる繁忙期ってあるのでしょうか。
若い人なら、卒業式、入社式、・・・控えめな大きさですが、明るく透明感のある色で
イヤリング、ネックレス、ブレスレットのセット物を作る

ヤングママなら、毎日さりげなく使える、凹凸の少ない、シンプルな指輪や、ネックレス。

個性を十分知りつくした、熟年女性には、同窓会やパーティで目立つ、大き目で個性的なデザインや色彩のネックレスや指輪。

シチュエーショを意識し、季節や流行を取り入れることはとても重要です。
特に流行は、消費者に知らず、知らず刷り込まれている最も敏感な感覚なのです。

売り場は商品の最高の舞台と考えてください。
貴方はそこの監督であり、プロデューサーなのです。
是非、存在感を放つ商品を意識してください。

販売員の姿勢

売り場を遠くから眺めていると、いろいろなことに気が付きます。
売れている売り場の販売員は、常に体を動かしています。

先ず、商品によく触っています。
右に並べ、左に置き、前面に置いたと思うと、少し離れて売り場のバランス見ています。

客が店に立ち寄ればすかさず笑顔で迎えます。
かわずに帰る客に対して、これも笑顔で見送ります。

自身の商品を控えめながら、素敵に身に着けていることも大切です。
最も悪いのは、一番良いものを身に着けていて「これは売れません」と、客の購買意欲を削ぐだけでなく、反発を買う行為を平然としている人を見かけます。

私たちは、お客様が一番素敵になるようにアドバイスをする立場にあるわけです。
そう  有能な販売員でなければいけません。

販売員と商品が、かけ離れている売り場も問題です。
おしゃれなニットを販売しているのに、制作者である販売員が、よれよれの洗いざらしのズボンにワイシャツを着ていたら、お客様は立ち寄ってくださるでしょうか?

ハンドメイドというのは、作者と商品がイコールなのです。

最後に売り上げが芳しくない売り場の販売員に共通して言えることは、往々にしてルールを守らない人が多いといえます。

商品の補充

用意した商品が、満遍なく売れてくれたらそんなに苦労はしません。
しかしハンドメイドは個人が一人で、何もかもこなさなくてはならないので、十分な種類と量を常に確保することは難しいのです。

売れ筋商品が出てしまうと、売り場は何となく精細さを欠きます。
それが色によるのか、高さによるのか、販売員ならすぐわかるでしょう。

そこで売れ残りの登場です。
売れ残りの商品は、まとめておいてはいけません。
ひとつひとつ、準主役にしてあげましょう。
商品でなくてもよいのです。
近くに花を置く。バスケットおいて雰囲気を出す。
そうです! 舞台演出してください。売り場は生き返ります。

商品の補充は、何も売れ筋を持ってくることではありません。残った商品の売り場の
再構築なのです。

まとめ

売れている売り場には、動きがあります。
それは季節感であり、はやりという時代流れそのものであったりします。
中でも最も大切なことは、販売員の表情です。
無表情な店には、入りにくいものです

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