これまで、売るためのポイントとして2つのポイントを書きました。
今回は、最後のポイントとして、これから販売される方、すでに販売をされている方の為への【あきらめていませんか】と題し、詳しくご紹介したいと思います。

あきらめてしまうこと
作る事が好きで好きで堪らない。作って差し上げる方の喜ぶ顔が見たい。という、思いはとても大事です。
そんな思いを、自身が作り手となって、初めて立ち寄ってくださったお客さまに販売ができ、喜ぶ顔が見れたらこんなに喜ばしいことはありません。
しかし、そう上手くはいかないのが現状です。
好きで好きで堪らない思いがあったのに、思う様に制作出来ない。となりの人たちは販売出来ているのに、自分のは売れない。
もうあきらめてしまうのですか?
愚痴を言うのは簡単です。しかし、何も改善しようとせずあきらめるのは、早すぎます。
喜ぶ顔がみたいのなら、あきらめずに上手くいかない本質を見つめ直しましょう。
きっと、喜ぶ顔が見られることでしょう。
あきらめない為の3つの心構え
みんなが共感するものではない
自身が作り手となり、お客さまやほかの方に共感を得られるという事は、商品を通して、自身を褒められたようなもの。
次の商品作りに対して、さらに、良いものを作りたいという思いになります。
しかし、自身で良いと思ても、必ずしも、他者の共感を得られるものではありません。
ことわざで、十人十色という言葉がございます。
しかし、今は、一人十色。はたまた、十人百色 なんて言われることもある程、様々な個性・価値観・生活様式があります。
お客さまの要望を聞くことも大事ではありますが、ここは一度、【良い意味でのわがまま】を通しましょう。
商品を制作・展示し、
さぁ、この作品が私です。
この個性に共感をしてくださるお客さまはおりませんか。
と、心で思いましょう。
そこで終わってしまうのはただのわがままです。次が大事。
順調に制作・販売が出来れば、幸運だったのかもしれません。
うまく行かなければ、なぜうまく出来ない・行かないかを考えましょう。
決して、場所が悪い、天気が悪い、お客さまが少ない、センスが悪い、など言ってはダメです。
人のせいにした瞬間、成長はありません。
商品の
- 大きさ
- 色使い
- 使う場面をイメージさせられない
- 流行を取り入れていない
原因は様々。
制作中の方も、販売されている方も、一歩・二歩引いて客観的に見直しましょう。
または、関係のない方に商品をお見せしてみましょう。
キラリと光るリアルな情報が得られるはずです。
情報を基に、自分の商品に生かしてください。
ほかと比べない・比べるものではない
世の中、様々な商品があります。
ハンドメイドの世界において、多いアイテムがアクセサリーではないでしょうか。
ハンドメイドが好きな方々は、女性が大半なので、そのような構図になっております。
続いて、バッグ、服飾雑貨(ショールや帽子など)と感じます。
そんな中、自身と同じアイテム、雰囲気の商品があったとします。
同じ様な作風の商品があると気になります。特に価格。
しかも、売れている商品があると、比較してしまうのが人間の常。
しかし、気にしないでください。
全く同じ商品なんてあり得ないはずなのです。
そして、素材の仕入れ先・仕入れ価格・手間は同じでは無いはずなのです。
なので、気になる他者の商品は気にしないでください。
仕入れ価格が違えば、もちろん販売価格にも差がでます。
いいのです。
人と比べることは決してしないでください。
不安が募るばかりです。
ただし、参考にはしてください。
自分の勝っている部分・劣っている部分を客観的に判断する材料にのみするべきです。
作り手は自身
ポジティブな方やネガティブな方、様々おられますが、先にも書きましたが、商品=自身 なのです。 商品は自分を映す鏡なのです。
これは、間違いないです。
この仕事に就いて約20年携わっていると、作品を見るだけで、人となりが良く見えます。
手作業の細かさ、価格のつけ方、こだわり、等々
褒められればとても嬉しいですし、少しでも非難されると大変悲しくもなります。
なのであれば、お客さまに共感を得られる商品をたくさん作って、商品を通して、いっぱいお褒めいただきましょう。
言葉でお褒めいただくのでは無く、商品を購入頂く行為が褒められていることとお考え下さい。
商品を世に出すということは、自身を売り込んでいることでもあるのです。
まとめ
今回は、小難しい内容になってしまいました。
しかし、心構えとして持っていて頂ければ、心が折れずに、楽しいハンドメイドライフを送れることでしょう。
とても好きで好きで堪らないハンドメイドで、生活が出来たら素敵ですよね。
そんな素敵な生活をおくれるのも、ハンドメイドの良さなのかと思っております。